②23歳でマンションを買った男が物件を見つけて引き渡しを済ませるまで

マンション

家族のために家を買う覚悟を決め、喜んでいる母に連れられて不動産屋に相談に行ったものの、大人4人で住むのに十分な広さ且つ手頃な物件なんて簡単に見つからなかった。

 

4人で住むから4LDKの部屋がいい

 

コンビニが近くにあるのがいいかな

 

学校に通いやすい

駅近がいい!

 

まずは家族で意見を出し合って要望をまとめてインターネットで物件情報を調べたが見つからない


もともと住んでいた横浜市を中心に物件を探したがマンション、戸建のいずれも5000万~6000万円と高額すぎて手が届かないので横浜市で探すのをすぐに諦めて藤沢市でも物件を探したが、こちらも高額な物件ばかりで諦めるしかなかった。

そして勤務地である横須賀市で物件を探し始めると4LDKで3000万円を切る物件を多く見つけることができたので不動産屋に相談して範囲を横須賀市だけに絞って物件を探し、今住んでいるこのマンションを探し当てた。(探し当てるまでに半年もかかった

 

駅近でコンビニもある4LDKのこの部屋は内見すると日当たりが良く、海を眺めることができるうえに値段は約2400万円でなんとか手が届きそうだったので購入を決意。

 

しかし私はまだ23歳で現在の職場に入社してからわずか2年で実績も信用も皆無な状態で住宅ローンを組めるのか確証はないのに、母に言われるがまま住宅ローンの事前審査をした。

スマホの分割払いや車のローン、奨学金の返済をしていることを包み隠さず不動産屋に報告したら払えるものはすぐにでも完済したほうが審査が通りやすいと言うのでスマホと車のローンは貯金を崩して何とか全額支払って事前審査を行ったら、無事に通過

 

事前審査を通過したら重要事項証明書を確認し、わからないことは不動産屋にすべて質問して疑問点をなくした。そしてその場で売買契約を行い、頭金(100万円)を支払った。

 

頭金を支払ったらいよいよ住宅ローンの本審査。

事前審査の時点で払えるものはすべて支払ったので①源泉徴収票 ②身分証明書 ③健康保険証 ④住民票謄本⑤印鑑証明書 ⑥課税証明書 ⑦収入印紙 ⑧手付金を用意して本審査を行った。

 

申請を待っている間はずっとソワソワした日々を送り、何をしていても審査のことが頭から離れない日々を1ヶ月以上過ごしたある日、本審査が通ったとの連絡が届いた。

 

審査が通ったあとは引っ越しのための各種手続きを行なわなければならないが、まだ仕事に慣れていない私は日々の業務に四苦八苦しつつ、銀行や不動産屋からの電話での受け答えや司法書士に所有権移転登記と抵当権設定登記の依頼をしに行ったり、有給休暇を取得して銀行や不動産屋に赴き、売買契約、ローン契約、各種保険の手続き。

 

やることが多すぎるうえに意味が分からないこともたくさんありすぎてこの時のことは全然覚えていない。

母に言われるがままに手続きをこなして、ほとんど意味が分からないまま各種手続きを行い、気が付けば35年の住宅ローンを組み、このマンションの引き渡しを済ませてしまった。

 

 

 

次回は「マンション紹介と家族4人での幸せな新生活」を来週金曜日に更新します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました