⑯嘔吐と腹痛を繰り返して死を意識したアルコール中毒者が断酒に成功するまで

アル中

現在、私は断酒に成功した。


酒を飲まなくなってから嘔吐や腹痛に悩まされることはなくなり、不眠も改善され体調がみるみる整っていったが未だに毎日酒を飲むことだけを考えているのは変わっておらず、この記事を書いているときも酒のことばかり考えていた。

 

そんなアルコール中毒者がどのようにして断酒に成功したのか、
それはお世話になっている取引先の方に本気で怒られたことがきっかけでした。

 

酒を飲むと嘔吐と腹痛を繰り返すようになったので、さすがの私も酒を飲まない日を作るようになったが、体調は回復しなかったので不安を覚えて病院で検査を受けても異常が見当たらなかった。

安心した私は懲りもせず酒を飲み続け、当然ながら嘔吐と腹痛に繰り返し襲われて床に倒れ込んでしまったり、夜中に何度も目が覚めて眠れなくなるなど体調はどんどん悪化したので本気で死ぬんじゃないかと怖くなり酒をやめることを決意した

 

 

にもかかわらず、飲みたい衝動に駆られて翌日には酒を飲んでいた・・・

体調が悪くなることが分かっているのにやめられない自分がアルコール中毒者であることを改めて自覚したそんなときだった。

 

おまえ酒やめろ!

今は良くても年取ってから

絶対に体を壊す!

それでもいいなら

好きなだけ飲めばいいけど

いつか必ず破滅するぞ!!

 

仕事でいつもお世話になっている取引先の方に最近の体調不良や酒をやめられないことを相談したら本気で怒られた。

相談する前から最近の私が注意力散漫かつ無気力で様子がおかしいことに気付いていたらしい。
この方は間違ったことは言わないし予知能力があるんじゃないかと思うほどいつも的確なアドバイスをくれる。

 

この方に忠告されたら

本気でやめないといけない

 

改めて酒をやめようと決意して冷蔵庫に入れていた缶ビールとウイスキーを全部処分し、もう飲まないと本気で決めた。
炭酸水を1日に3リットル飲んだり、飲みたくなったらすぐ寝て気を紛らわせた。
苦しくなったら怒られたことを思い出すことで1日1日必死で闘った。


飲めないからこそ仕事中も絶えず頭の中では酒を飲むことばかり考えて忘れることができない。

飲みたい衝動との闘いは終わることがなく、1日1日必死で闘って衝動に勝ち続けた。

ただひたすらに我慢するしか方法がない。

そして我慢し続けた結果、私は断酒に成功した。

 

 

思い返してみると広い部屋に1人で住んでいたら出て行った家族のことをずっと考え、もはや意味のなくなった多額の住宅ローンを背負った自分の未来が見えなくなり、自暴自棄になって寂しさを埋めるために酒に溺れていた。



この部屋に住み続けているとずっと家族のことばかり考えて正気を保てなくなってしまう。


そんなことを考えていたある日、マンション売却のチラシがポストに入っていた。
家族から離れるためにこの家を売ろうとチラシを見た瞬間に思い至り、すぐに不動産会社に連絡を入れた。

 

 

次回は「マンション売却の実体験①やってきたのは強引かつ強気な同い年の不動産会社社員」を来週金曜日に更新します。

 

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