次女と暮らすことになったが、長女はこのことを知っているのか確認しなければいけないので部屋に呼び出して一緒に暮らすことになったいきさつを話そうとしたところ
一緒に暮らすことにしたんでしょ？
全部知ってるよ。
知ってたの？
当たり前じゃん、
色々相談されたよ。
家を出たいってことも
ママと課長に出てけって
言われたことも全部ね。
話してくれたとき
ずっと泣いてたよ。
1年間すごく
つらかったんだと思う。
お前が傍にいてくれたから
あの子はなんとか
暮らしていけたんだよ
ありがとうね。
私は別に何もしてないよ。
あの子もお兄ちゃんが
一緒に暮らそうって
言ってくれたって喜んでたよ。
それならよかったよ。
あの子はうちに来るけど
お前はこのまま
課長と暮らすの？
うーん…(長い沈黙）
ここでお兄ちゃんと
一緒に暮らす。
ほんとに？
すごい悩んでたけど
ここに3人で
暮らしたほうが落ち着くし
向こうでの暮らしは
落ち着かなかったの？
そんなこともないよ
喧嘩とイチャイチャの
繰り返しが嫌だけど
毎日のことで慣れちゃったし
課長とは話もしないから
気にも留まらないしね。
そんなに嫌でも
なかったんだね
土日は課長とママは
出かけに行っちゃうし
たまに一緒に外食することも
あるけど奢ってくれるし、
しかもお小遣いくれるから
すっごい助かるんだよねー。
しかもママは家事を
全部やってくれるから
一緒に住んでてすごい楽!
楽な暮らしが出来てるのに
俺と暮らすの？
あの子がいたから
喧嘩とイチャつきを
繰り返されても耐えられたし、
2人で出かけて気分転換も
できるから課長とも暮らせてたんだ。
でもあの子がいなくなって
ママと課長と私だけで暮らすのは
耐えられないから
お兄ちゃんと暮らす。
俺と一緒に暮らしたら
小遣いなんてあげられないよ？
俺がいない日は家事も
やってもらわないといけないから
楽な暮らしなんてできないよ？
それでもいいよ。
ママと課長と3人で
暮らすより全然いい。
でも家事は嫌いだからお兄ちゃんが
いない日だけやるよ。
わかった
一緒に暮らしたら
生活費として
毎月2万円渡すね。
いいの？
それくらいはやらないとね
迷惑ばっかりかけられないし。
ありがとう、助かるよ。
来月には一緒に暮らせるように
荷物をまとめて、洋服とか雑貨は
少しずつこっちに持ってきな。
わかった、そうする。
来月からよろしくね。
次女とは真逆で毎月お小遣いをもらえるうえに家事をやらなくて済むから課長との暮らしを良いと思っていたことはショックだった。
楽な暮らしが出来ることが分かっているのに母と課長と暮らすのは嫌だというのだから長女も課長との暮らしを苦痛に思っていたんだろう。
それでも次女がいたから苦痛にも耐えられていたのが、次女が家を出てしまえば耐えられないから楽な暮らしを捨ててでも私と一緒に暮らすにしたのだろう。
それだけ長女にとって次女の存在は大きいようだ
こうして私の1人暮らしは1年で終わりを迎え、来月から妹たちとの3人での暮らしが新たにスタートすることになった。
人生には思いもしないような展開が起こると言われるが本当にその通りだ。
目まぐるしく生活が変化していくことに自分でも驚く。
次回は「妹たちと3人で一緒に暮らすにあたっての大きな2つの悩みと心に決めたこと」を来週金曜日に更新します。
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